クライアント

1665年創立のクリスティアン・アルブレヒト大学キール（Christian Albrechts University or The University of Kiel）は、ドイツ北部で最大の公立大学の 1 つであり、26,000 人以上の学生が 8 学部で勉強しています。

課題

キール大学の AV 担当者は、ある講堂から別の講堂に音声信号を送信するシステムを探していました。もう 1 つの目標は、この新しいシステムを使用して、聴覚障害のある学生やゲストの障壁を取り除くことです。

ソリューション

キール大学は Sennheiser のMobileConnect システムを採用しました。既存の Wifi に簡単に統合でき、学生が自分のモバイル端末でヘッドフォン、補聴器、人工内耳を介して音声信号を受信できるアプリが付属しています。

2015年、キールのChristian-Albrechts-Universityでは、ドイツ連邦大学総長会議が開催されました。イベント技術のスペシャリストであるStefan Paeth氏が振り返るように、このビッグイベントは、主催者と企画チームにかなりの頭痛の種を引き起こしました。「講義室は1つでは足りないと確信していました。そのため、私たちには隣の部屋に音声信号を完璧に伝送できるシステムが緊急に必要でした」 彼は助言を求め、イベント・施設管理チームが長年協力しているメディア会社、vizaconに相談しました。学生や訪問者の聴覚障害者のアクセシビリティを向上させるという長期的な目標を考慮し、専門家は階段教室の全面改修の一環としてSennheiserのMobileConnect Systemの導入を勧めました。

… 誰もが完璧なオーディオ伝送とアクセシビリティを楽しめる

2台のConnectStationは迅速かつ容易に設置され、キャンパス全体のオープン無線LANに統合されました。これにより、パスワード無しで最大200人のユーザーが同時にシステムにアクセスできるようになります。無料アプリをダウンロードすれば、誰でも自分の携帯端末でスピーカーの音声を受信し、補聴器やヘッドホン、人工内耳で聴くことができます。このアプリはアンドロイドでもiOSでも使えます。Stefan Paeth氏は、ユーザーエクスペリエンスに熱心です。「建築家、技術者、施設管理者、全員がこのアプリに驚いています。使い方はとてもシンプルで直感的で、誰もが自分のニーズに合わせて完璧に音を調整できます！」

MobileConnectが他の講義室を席巻

ある建物でMobileConnectの利用が成功した後、同大学は、合計2,000席を備えた9つの講義室があるAudimaxに、さらに2台のMobileConnect Stationを設置するよう、media in motion社に委託しました。Paeth氏は、聴覚障害を持つ学生が講義についていけるようになったと語ります。「以前、これらの生徒たちは最前列の大音量スピーカーの近くに座らなければなりませんでした。何人かは読唇術に頼る必要がありました。今や、彼らには全てを理解するのに役立つ、良く機能する音声伝達システムがあります。私たちは、講義室で開催される他のイベントでも、常にMobileConnectを推進しています。例えば、ドイツの自然保護デーの主催者は、既にその利点を参加者に熱心に伝えています」

Sennheiser製品で数年の経験…

Paeth氏と彼の同僚にとって、Sennheiser製品は毎日の大学生活に欠かせないものです。「何年もSennheiserのマイクを使ってきました。私たちは、講義用にグースネックマイクを持っており、また、ハンドヘルドマイク、ヘッドセット、クリップオンマイクと組み合わせて、100シリーズや300シリーズから数種類のワイヤレスシステムを使用しています。その品質には驚かされるばかりです」 大学は最近、他の利点も享受しています。新規購入の際、最新の免許不要の1.9 GHz Speechlineシリーズに切り替えることで、周波数免許料に費やしていた費用を節約することができました。

…キャンパス内でますます増加

現在、Kiel Universityのキャンパスには3つの主要な建築現場があります。MobileConnectは、このような新しい施設に対する技術者やプランナーの希望リストの中でもかなり重要な位置を占めており、Stefan Paeth氏は間違いなくそのファンです。「同じようなニーズを持つ他の機関には、心からMobileConnectを勧めたいと思います。私たちはそれを使って仕事をするのが大好きです」

Christian-Albrechts University of Kielウェブサイト